妻の出産を任せた助産院長の「安心感」

2009年1月19日

 昨年12月13日の朝、女の子が誕生しました。結婚12年目にしてようやく授かった子です。

 前日の午後に陣痛が始まりました。私が診療を終え夜8時に助産院に駆け付けると、かなり陣痛が強く苦しんでいました。こんな時、男性は何も出来ず、ひたすら手を握り背中をさすり、「早く赤ちゃんが無事に出てきてほしい」と祈るだけでした。

 妻は今年40歳ということもあり、なかなか赤ちゃんが下に降りて来ず朝7時になっても生まれないため、不安なまま診療に向かいました。9時頃、助産院から「このままでは母子ともに危ないので日赤病院にお願いします」と連絡があり、心配しながら診療を続けていましたが、10時半頃、「無事女の子が生まれました」と連絡がありました。当日は普段より忙しく、徹夜明けの上に前日から食事もしていませんでしたが、無事生まれたという安堵感と嬉しさから突然涙が溢れ号泣してしまいました。

 診療を終え一目散に病室に行くと、妻が授乳している最中でした。「本当によく頑張ったね。ありがとう」と、妻と赤ちゃんに声をかけました。赤ちゃんを抱きましたら今までの苦労が嘘のように穏やかな気持ちになり、顔が私に似て美人なため父親になった実感が湧きました。

 今回出産に立ち会って一番感じましたのは、お世話になった助産院の院長先生は、過去にかなりの数の赤ちゃんを取り上げておられる経験からか、妻と赤ちゃんの命はこの人に任せて大丈夫という「絶対的な安心感」があったことです。私もこの先生のように患者さんに安心感を与えられる歯科医を目指したいと思いました。また暖かく接していただいたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

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