フェリーで親子連れを見て思ったこと

2009年8月31日

 先日、大分に仕事の用事があり三崎から朝7時のフェリーに乗りました。

 始発ということもあり、かなりお客さんが多く、その中に小さな子供たち4人と両親の6人家族が幸せそうに朝ごはんを食べていました。何気なく見ていますと、子供たちはお母さんが作ったラップに包まれたおにぎりと重箱に入っているおかずを美味しそうに頬張り、水筒に入っているお茶を飲んでいました。

 最初はただ楽しそうな家族だなと思って見ていましたが、突然不思議な思いが頭をよぎりました。「このお母さんは何時に起きたのだろう?」。私には8か月になる娘がいますが、外出しようと思うと準備に最低30分くらいはかかります。小さな子供たち4人の洋服の準備・6人分のおにぎりやおかずやお茶などの準備と考え始めると途方もなくやることが多く、時間がかかることは想像できます。

 今までそのように考えたことは1度もなく、突然気になったことに自分でも驚きましたが、妻の子育てを日々見ていて大変そうなので、何か少しでも協力してあげたいと無意識に考えているためかもしれません。

 当院のスタッフについても同様です。その働きぶりには満足し、感謝していますが、私が実際に目にしているのは、彼女たちの仕事の一部に過ぎません。私が見ていないプロセスでの様々な努力や工夫があってこそ、成果があるのだということに今更ながら気付いた次第です。

 人は、とかく自分が見たこと、聞いたことだけで物事を判断しがちですが、大切なことは意外と自分の知らないところにあるのかもしれないと思いました。

 娘が8か月になった日に突然「はいはい」をはじめ、驚きました。「この子も親の見ていない問に努力していたのだろうか」などと考えました。ここ最近、足を曲げたり伸ばしたりしてはいたのですが、今思えば、それが準備だったのかもしれません。

 私も娘のように、何事も出来るまで諦めず、また人が見ているかどうかにかかわらず、日々全力で努力して一歩ずつ技術力を高めていきたいと思います。

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