移転資金の融資が決まり皆さんに感謝

2009年7月20日

 手狭になった病院を移転開業するための資金の融資を、銀行さんにお願いしておりました。

 私は鹿児島県出身の上、夫婦とも両親がおらず、周りの人からは「この不景気にそんな条件で融資してくれる銀行はないよ」と言われつつも、自分の診療方針と過去の売上・患者数・患者エリアなど、いろいろなデータを分かりやすく整理して、1行1行と真剣に向き合い、自分の思いを一所懸命伝えました。さすがに世の中は甘くなく、次々と断られましたが、ある銀行の担当者の方が、「先生の人間性を信用します」と融資を確約してくださいました。

 最初の銀行に相談を持ちかけてから4ヵ月が過ぎ、かなり長く感じましたが、最終的には自分を信用していただいた事に感激しています。銀行の担当者の方を裏切らないよう歯科医として今まで以上に人格と技術を高めていかなければ、と思います。

 今回の融資は、「困った患者さんを全力で救いなさい」という神様からの贈り物のような気もします。これからも、患者さんの声を謙虚に受け止め、できるだけ短期間に患者さんの不具合を解決していきます。

 当院は開院から5年半経ちました。今では約120人の患者さんが、美容室感覚で1月に1度の歯のメンテナンス」に来院し、自院を支えてくださっています。感謝の気持ちで一杯です。また、患者さんに常に快適さを提供しているスタッフにも感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 今回の融資の件で、大きな目標ができました。私のようにやる気があっても家庭事情などにより金銭面で困っている次世代の子供たちのために、将来「財団」を作り、陰ながらバックアップをしていくことです。

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