「トラブル時こそ冷静に」を心に誓う

2009年12月7日

 10月10日、東京でのセミナーに出張した時の話です。飛行機は18時10分発で、17時頃松山空港に着きました。珍しく大勢の人だかりがあり不思議に思っていましたら、掲示板に「3時頃小型機が胴体着陸を行い、滑走路が閉鎖されていて今の所発着に大幅な遅れが出る見込みです」と書いてありました。最初の内は困ったなと軽く見ていましたが、突然アナウンスが流れ「滑走路の回復のめどが立たないため全ての便は欠航します」とのことでした。東京・大阪・名古屋・福岡行の便がまだ残っており、かなりのお客さんが空港に待機していて、その人達が一斉に動いたため、大パニックが起きました。私もツアーで申し込んでいたため変更がきかずどうしようかと思い、受付カウンターに並んでいましたら、東京行きの70歳代と思われる男性が、興奮してカウンターの女性に「どうにかしろ!」と食って
かかっていました。小銭入れを投げつける人もいて、とても日本とは思えませんでした。

 私の番になり、カウンターの女性があまりに気の毒だったので、「あなた達のせいでないのに、怒り散らすのは失礼だよね」と声をかけましたら、突然女性が「ありがとうございます」と言いながら泣き出し、私ももらい泣きしてしまいました。私自身この後どうしていいか分からず彼女に聞きましたら「東京
から来た飛行機が1機だけあり、翌日のフライトの関係上どうしても羽田に戻す必要があります」と教えていただき、その場で予約を取りました。滑走路がきれいになる見通しもなく、飛ぶかどうかも分からず、ただ彼女の言葉を信じて待ちました。思いが通じたのか、18時半頃「滑走路がきれいになり飛行機のめどがたちました」とのアナウンス。自然に拍手が沸き起こりました。結局1時間程度の遅れで
済みましたが、先程怒っていた男性は機内に見当たりませんでした。

 今回の件で思ったのは、人間いざという時どのように対処するかが大切だということで
す。今後トラブルが起きた際には、冷静になり人には優しく接しようと心に誓いました。

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